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Windows 7のメインストリームサポートが終わったらどうなるの?

Windows7のメインストリームサポートが昨日終了になりました。

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普通にパソコン使う人には、何の影響も無い話やと思います。

 

Windows 7の何が終わったかと言うと、

  • 新機能のリクエスト受付&開発
  • 仕様変更
  • 無償サポート

です。私、中小企業のシステム保守を請け負う身分ですが、利用したことありません。

 

じゃあこのニュースが何を意味しているかというと、Windows 7の延長サポートがあと5年を切りました、ということです。

これをみなさんにイメージしやすい形で説明するとすれば、去年の4月にめっちゃニュースになってた、Windows XPのサポートが終了のドタバタが、5年後もっぺん来る、っちゅうことです。

※去年5月に同じようなことブログでも書きましたが。

Windows XPのサポート終了の次は・・・

 

こんな風に、マイクロソフトがうまいこと儲かる仕組みが出来上がってるわけなんですが、いまや学校でWordやExcelを習うのが普通なので、逆らえないっすよね。

これに逆らうには、パソコンを全部Ubuntuにして、OfficeはOpen Officeにすれば、初期コストは大幅にダウンするんでしょうが、それ以上にWindowsしか触ったことないユーザーの拒絶反応が激しいと思われますね。。(Androidがもうちょい頑張れば多少変わってくるのかな)

 

企業のパソコンの導入計画について

コンシューマ向けのパソコンは、Windows 8.1ですよね。いいと思います。

 

問題はビジネスのパソコンなんですが、どこの会社も事務系で使うパソコンは、今は大体Windows7だと思います。

(あんまりないと思いますが、ウチVistaだよって人は、もっと早くに入れ換えを考えたほうがいいです)

 

では、今後パソコンを入れ替えるなら、いま出ている最新のWindows 8.1にすべきか?と聞かれると、今の段階ではオススメできないです。理由は

  • Windows 8以降のOSに対応してない業務ソフトがいっぱいある
  • Windows 8以降をサポートできる業者があんまりいない

などなどありますが、私がもっともオススメしない理由は、

Windows 8/8.1が2023年1月10日にサポート終了することが決まってるから

です。

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いま慌てて最新の8.1にしても、猶予期間が3年伸びるだけなんですよね。そして複数のOSサポートするのもめんどくさい。

 

・・・ということで、会社の業務パソコンでWindows 7からのリプレースは、Windows 10の一択です。

 

今年の秋にWindows 10がリリースされます(たぶん)。

Windows 8/8.1は、表面上、タブレットを意識しすぎたデザインになってるので、業務で非常に使いにくい。そのあたりがWindows 10で改善されるようです(これもたぶん)。

Windows クライアントOSが業務でまともに使えるようになるにはだいたい2〜3年かかるので、2018年にはまぁ使えるようになってるでしょう。

 

ということで、XPの時にバタバタした会社は、2018年度か19年度(平成30年度か31年度)までの予算に、パソコンのOS入れ換えが必要であることを想定しておくのが良いと思います。

 

次世代の業務端末

ここまで、つらつらとパソコンのOSについて書きましたが、それ以前に、いまから5年後、パソコン自体の形が変わってる可能性もあるんですよね。

そもそも、パソコンが無くなる可能性がある。

 

今から5年前、初代iPadがリリースされて依頼、タブレット端末がものすごく普及しました。タブレットだけで仕事している会社もあります。孫さんとこ。

そしてこれからは、IoT(Internet of Things)、モノがインターネットにつながる時代。IT家電やウェアラブルデバイスがどんどん開発されて、生活や仕事のスタイルもまだまだ変わっていきます。

でも、5年後も多分変わらないんだろうなーと思うのは、会社で事務員さんが使うデスクには、画面とキーボードとマウスがあって、そこでExcelやWordを使うんだろうなってことです。

じゃあ、パソコンあるやん!って思うかもしれませんが、これが無いかもしれないんですね。

デスクには画面とキーボードとマウスがあるだけで、パソコン本体はデスク上には無い。是即ち、シンクライアントですね。もっと言うと、DaaS(Desktop as a Service)ってやつですね。

ひと昔前と比べて、シンクライアントの導入コストが格段に安くなりました。(とは言いつつも、普通にパソコン導入するよりはまだまだ高いですけど。)

システム管理者からすると、シンクライアントの方がパソコンよりもずっと管理しやすいんです。セキュリティ的にも情報保護的にも。だって、あの重たいパソコン本体が無いんだもん。パソコン壊れた!っていうトラブル(≒インシデント)も格段に減ります。

そしたら、パソコンのOSの選択肢もWindows一択じゃなくて、いろいろと出てきますよね。今はWindowsのパソコンが安いからそれにしてますけど、とりあえずWordとExcel使えて、インターネットとメールができりゃ、なんでもいいって感じで。

 

…とはいえ、Windowsから離れられない会社が大多数かと思うので、Windows 10がリリースされたらいろいろ検証してみようかと。

 

個人的には、次パソコン買うとしたらMacbookなんですが(笑)